私が学生の頃、子育て支援活動に取り組むイガム社員の方が講義に来られた際に、子どもの虐待や母親の産後うつ、自死率など子育て世帯の悲しい実情を知りました。それまでは保育園に通う子しか接したことがなく、入園前の子どもたちに目を向ける機会がなかったため、この日の講義がとても衝撃的でした。「子どもたちの笑顔を守るためには、まずはお母さんたちが笑顔にならないといけない」という言葉を聞いて、自分もお母さん達の力になれる存在になりたいと思い、イガムで子育て支援に従事することを志望ました。とても温かい会社です。
私は主に子育て広場「コロコ」の運営(広場管理、遊び場、イベント企画運営)や、写真撮影会などではカメラマン業務も行っています。仕事をする上で心掛けていることは、積極的に話しかけてお母さんたちの話を「聴く」ことです。子育てに追われていると、他の大人と話す機会が本当に少なくなってしまうのが現状です。コロコに来られるお母さんたちは表面上では笑っていても実は悩みを抱えていたり、自分でも気付かないうちに疲れがたまっていることがほとんどです。たわいもない会話からSOSを感じ取れることや、些細な悩みでも人に話すと気持ちが楽になることもあるので、できるだけお話を聴くようにしています。
少し疲れているように見えた方がスッキリした顔で帰られた時はとても嬉しいです。少しでも明るい気持ちになってくれたことに、やりがいを感じます。またカメラマンを担当している写真撮影会を通して、参加者に満足してもらえた時、私が撮った写真で気分が上がってくれた時も喜びを感じます。
コロコでの仕事を通して、毎日たくさんの方、いろんな個性の方と接することが私を成長させてくれる機会だと思っています。コミュニケーション能力や相手に寄り添って会話する力が自然と身につきます。
誰かの役に立ちたい、子どもが好き、人と話すことが好きという方にはおすすめの職場です。間接的かもしれませんが、保育の現場以外にも子どもたちを笑顔にする方法があるということを知ってほしいです。
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